コンピュータを用いて言語の意味がどのように理解されるか、ということを明らかにする研究に取り組んでいます。
言語の通時的な意味変化のモデル化
日本語や中国語の古文の現代語への翻訳
多言語モデルの転移学習
大規模言語モデルのプロンプトチューニング
自然言語処理や言語学・国語学、言語教育・言語学習などのための言語資源(ツール、コーパス、辞書)構築に取り組んでいます。
言語学習者のための穴埋め問題の自動構築と評価
テキスト平易化コーパスの構築
マルチモーダル機械翻訳コーパスの構築
低リソース言語の固有表現認識のための言語資源構築と転移学習
大規模言語モデルなどを用いた言語理解・言語生成とその評価に関する研究に取り組んでいます。
事前学習モデルを用いた文法誤り訂正
文法誤り訂正の品質推定やメタ評価
大規模言語モデルの評価におけるバイアス
多言語のテキスト平易化
2025年現在、以下のような研究プロジェクトに取り組んでいます。
JST さきがけ「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」領域で、自然言語処理と社会科学の交差点を目指して大規模言語モデルで社会科学がどう変わるかの研究に取り組んでいます。(2027年3月まで)
一橋 SDS の欅研究室と一緒に、大規模言語モデル時代に人間がどのようなテキストをどう好むのか、という謎について迫りたいと思っています。(2028年3月まで)
Google の Gemma を含む大規模言語モデルを用いて多言語・多文化理解を推進するような手法の研究に取り組んでいます。(2025年末まで)
東工大岡崎研究室が代表となっているマルチモーダルな言語生成のプロジェクトについて、分担として日本語のテキスト平易化タスクのデータセット作成と手法の研究に取り組んでいます。作成したデータセットを使った共通タスクの開催を検討しています。(2026年3月まで)
一橋の寺尾先生が代表となって、様々な研究グループが一緒になって言語や人種・生物などの科学的分類の再構築を行う、というプロジェクトで、分担者として言語を中心とした多言語モデルによる分類についての検討を行う予定です。(2027年3月まで)
明治大学の田中先生が代表となって、近現代の日本語の歴史を多角的に研究するというプロジェクトで、自然言語処理班(統計的手法による言語変化の研究)の分担メンバーとして研究を行う予定です。(2030年3月まで)